DIAURA - FINAL
こんばんはひいろです
9月3日愚民の日お疲れさまでした
会場限定シングルを買い忘れたことに今更気付きテンションだだ下がり中です
先日のライブにてフルMVの公開、ライブでの演奏、YouTube解禁となったDIAURAの新曲、FINALについて軽く感想記事を書いていこうと思います
FINALE-Last Rebellion-【初回限定盤】A Type
- アーティスト: DIAURA
- 出版社/メーカー: N.D.G
- 発売日: 2019/10/02
- メディア: CD
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DIAURA16枚目となるシングル「FINAL-Last Rebellion-」の表題曲でさ
こちらの曲はDIAURAの持ち味の一つ、仰々しく壮大な曲調に仕上がりとなっております
ミドルテンポのソリッドな楽器陣にヴァイオリンが被さるイントロ、今回は重たいゴシックメタル風味
拘りの軍服ベース衣装が曲の世界観とマッチしていていいですね
ヴィジュアル系である意味はやっぱりこういったトータルで曲世界を構築できる事にあると思います
新レーベルが発足し一発目の流通音源ということもあってか、新たなる決意と変わらない思いを歌詞に込めているように感じました
後は全体的に音の重心が下がったように感じます
弦楽器隊のチューニングは変わってなさそうなので、恐らくバスドラのチューニングが低くなってるような気が
単にミックスの具合なのかもしれませんが
ライブではカップリングのSignalも披露されましたが、こちらは要所要所でツーバスが炸裂する疾走チューンでしたので此方も期待大です
という感じで簡単ですが感想をしたためてみました
10月2日の発売日、楽しみですね
神使轟く、激情の如く。ー夏声蝉時雨
【PV】『夏声蝉時雨』- 神使轟く、激情の如く。 - YouTube
https://music.apple.com/jp/album/%E5%A4%8F%E5%A3%B0%E8%9D%89%E6%99%82%E9%9B%A8-single/1473576834
こんばんはひいろです
2個目の記事にしていきなりヴィジュアル系じゃないという暴挙ですが張り切って参りましょう
「曲」レビュー
イントロ
ストリングスからの入りとともにバンドアンサンブルがコード感でもって押してくるパターン
ストリングスがアルペジオを奏でて竿隊は白玉で厚みを持たせるの、嫌いじゃない
メロディー1
この部分では続くメインリフへの期待感を煽るような役割を担っているけど、このメロディーが真に輝くのはもう少しあとの話
ギターの刻みともマッチしてるのは流石としか
続いてメインリフ
ギンギンに鳴り響くシンセと4つ打ちビートに載せるハードリフでテンションぶち上げ
思わず頭が動くのは生まれもっての性
メロディー2
伴奏はメインリフのまま
韻を踏んでいくスタイル
ここはツーステですかね足痛いから出来んのですが
メロディー3
小節頭にキメを入れつつメロディー2よりもメロディアスな仕上がり
サビへの繋ぎをしっかり担うパート
右chのギターがオクターブ奏法→ハイポジのブリッジミュート混じりリフと展開していくのがお約束通りでアツい
サビ
某バンドの夏ソングっぽさを感じてしまうメロなんだけどあくまで方向性が一緒程度かなーと
ギター陣が右chがクリーンでアルペジオ、左chはクランチ程度の軽い歪みでコードストロークとディストーションサウンドで攻めない点が割と好き
ブレイクダウン
超胸熱ポイント
試聴の段階で「おおっ!」となった
その真価はやっぱりライブ
初めて生で聴いたのが高田馬場のCLUB PHASEでしたが、超絶気持ちいいブリッジミュート音に一発でノックアウト
1音目の「ゾンッ!」が自分の語彙力では表現できないベストサウンドです
ラップパート
さらに畳み掛けてくる新メンバー二日よい子氏の舌巻き巻きなラップパート
前任の赤担当がいた時代にはまだライブ行ったことがなかったので比較出来ないけど、強力な武器を一つまた手に入れたなといった感
中盤の「ya ya!」で溢れ出るV系の習性から折り畳みが発動してしまうのはご愛嬌
ファルセット混ぜたりとテクニカルな仕上がりで今後の楽曲にも期待が膨らみます
メロディー4
涙染あまね氏パート
上がったボルテージを激情はそのままに一旦クールダウンさせる頭4小節と攻撃再開な次の4小節
ドラムの4つ打ちとゴリゴリのベースにギター陣の不協和音と定番中の定番な美味しいパートをありがとうございます
「そしてそっちの水が~」以降ではがなり混じりな歌唱を披露
以前音源を聴きながら自分の歌い方に納得いっていなかった姿を思い出し、今回のこのパートについて満足いったかどうか聞いてみたいなと
確実に成長しているのを、まだそんなに知ってから経ってはいない身ですが感じますな
メロディー2
再び登場
メインリフをここでは使っていないのが演奏陣泣かせ
1回目では韻の踏みが印象的でしたがこっちでは特に無い感じ
メロディー3
1回目と同じくメロディー2から続くこのパート
右chのギターが1回目と少し違う事弾いてるのが凝ってるなーと
サビ
2回目サビ
1回目との差は切な目の歌詞
このままギターソロへ
ギターソロ
ロングトーンで美メロを聴かせ、速弾きへと移行というド定番に美味しいソロパート
あと8小節くらい弾きまくってくれてもかまいませんのよ?
もう1回ロングトーン→上昇フルピッキングフレーズ辺りが無難だけど美味しいよね
メロディー1
多用することが嫌いなワードだけれども、敢えて使う、この楽曲中1番の「エモい」パート
ピアノ伴奏オンリーからのタム回しでドラム in
歌い手が生牡蠣いもこ氏に切り替わってのギター「ダーダッ!」×2といってグリス挟んでダウンの刻みをぶち込むというこれでもかという様式美攻め
作曲者さん本当にいい仕事してますねぇ
「誰かの不幸も君の不安も」のエモーショナルな歌唱で生牡蠣いもこ氏がもつ表現力の高さを存分に味わえる素敵なポイントでもあります
サビ
ラストサビ
頭4小節でドラムがタイトにロールしているのがこれまたあったまるパート
こういうのこそ生演奏が映えると思いませんか?
オチメロ
エモい(2回目)
ここはもう言葉を尽くすより感じてほしいです
「この夏は全ていただく」の裏でドラムのみに一瞬なるのがしっかりとツボを抑えた仕上がり
メインリフ
グリスを入れて最後のリフ攻勢
後先考えず暴れ倒すのが礼儀でしょう
〆のブリッジミュート音、ここも良い音造りしてますよ本当に
総評
神激がこの夏へと放つキラーチューン
新メンバーの魅力と武器を手にそれぞれの成長も感じれるような素晴らしい作品でございます
普段アイドル界隈を聴かないような人(自分もそうだし)にもしっかりと刺さり届くパワーを秘めていると思いますのでぜひ御賞味あれ
【レビュー】DIAURA/DEFINITION
こんばんはひいろです
記事一発目として去る2019年2月13日にリリースされたDIAURAのミニアルバム、DEFINITIONのレビューを書いてみようと思います
基本情報
DIAURA4枚目のミニアルバム
収録曲
- ivy(A type)/ファントム(B type)
- MALICE
- 嘘とワルツを
- [dignity]
- ヘルグライド
- SPECIES
- 断頭台から愛を込めて
各曲レビュー
ivy
A type の1曲目
ミドルテンポで曲が進むにつれて細かく移り変わっていくドラムパターンが特徴的な一曲
どことなく異国情緒というかオリエンタルな不思議な雰囲気の曲であるが同期に様々な音色が使われてるのが所以か
サビで鳴るドラが特徴的で特にラスサビで他の楽器陣が休符であるところに鳴り響くそれはとても印象に残る
ファントム
こちらはB type の1曲目
歌詞がA type と対になるそうで彼方が傍観者、此方が当事者といった感じらしい
イントロの同期サウンドがいかにもならしさ、ある種の仰々しさというか「独裁的」な雰囲気を演出している
シンプルな曲調ではあるが「好きにやっちゃいました」と本人が語るとおりベースがうねうねと起伏のあるプレイになっており楽曲の肝となっている感
MALICE
2018年10月24日発売の15枚目シングル曲
フラメンコギターのようなアコギが随所に散りばめられている
イントロがタッピングによるリード→伸びやかな単音リードと移り変わる二段階構成は ザ・DIAURA 節といった感
アコギメインのAメロとハードなバッキングリフにシャウトが乗るBメロのコントラストがお互いを引き立てあう
サビの「Malicious cell~」で鳴るブリッジミュートが効いたオルタネイトピッキングが醸す疾走感が良き
2回目サビ後からの展開、どこか寂寥感のあるCメロ→一転してハードなBメロ→ラスサビへと突入していく怒涛の曲構成が非常に美味しくヴィジュアル系っぽい
このパートのBメロのみ途中で「デデッデッデッ」とキメが入るのがライブ中の胸熱ポイント
ラスサビの締め「ほら、生まれ変わる」で他の箇所と違って音程が上がって歌い終わるのもニクい
嘘とワルツを
今までのDIAURAにはなかったタイプの曲
ジャジー感満載のシャッフルビートにyo-kaのシニカルな歌が乗る
どこかのインタビュー記事で佳衣さんがこの曲を引いてる姿を想像出来ない的なことをインタビュアーさんから言われていたけれど頷ける
個人的にヴィジュアル系バンドのシャッフルビート曲大好き勢なのでこの曲もドンピシャに嵌まった
サビのラスト、「信じるものは救われるなんて嘘」というフレーズが印象的
一回目では「幼き日にああ、教えられた、信じるものは救われる」なんて、嘘
二回目は「ああ憐れみより、ああ残酷なのは、信じるものは救われる」なんて嘘
微妙にニュアンス違うのが割とツボにはまってます
[dignity]
タイトルの意味は威厳や品位といった感じ
こちらもDIAURAの十八番、胎動や倒錯症レジスタンスなどと同系統のインダストリアルなビートに乗せたナンバー
「独裁」というコンセプトとインダストリアルなビートって好相性ですよね
中盤にあるベースとギターの弦楽器隊によるソロセクションも聴き所に
ヘルグライド
デデッデ、デデッデ、デデッデデ、ヴォイ!/
わかりやすいライブでの暴れ曲
暴れ曲の良さっていかにサビに印象的なメロを乗せられるかだと個人的に思っていて
散々ヘドバンや拳、折りたたみ、逆ダイ、モッシュをやった後に開放感あるメロディアスなサビが来るこのコントラストが堪らない
曲が単調にならないようにギターのアレンジが効いてるのも良い
1回目のサビ前に入るブラッシングだったりラスサビで入るようになるピッキングハーモニクスなんかが良いアクセントになっている
特にブラッシングの使い方は個人的胸熱ポイント
低音弦、ローポジションメインのブラッシングって曲のヘヴィさがましましになる気がする
SPECIES
サビがガッツリと英詞なDIAURAとしては珍しいんじゃないかと思う曲
ミドル寄りのテンポなものの緩急のついた展開でダレることのない仕上がり
サビ前のティンパニーが一発鳴らされるのがけっこう印象的
佳衣さんもここぞという大事な曲に入れていると言うだけあって存在感のある音になっていると
ラストサビの「Oh jesus,My jesus "This world was mistake"~」部分にただよう何ともいえない悲壮感漂うyo-kaのヴォーカリゼーションが最高にオツ
断頭台から愛をこめて
MV曲
壮大さと陰鬱さ、MVの通りモノクロな世界が聴いていて浮かび上がるようなバラード曲
母親の影響で、断頭台と聞くとベルばらのフェルゼンとマリー・アントワネット編のラストシーンを思い浮かべる
パリに、フランスに別れを告げて断頭台の露と消えていく彼女の姿が幼い心に深く刻まれています
「ほらご覧、これは君の未来」
「僕は瞳を閉じるから背を向けて」
とあるように歌い手の視点は断頭台にかけられた人で、聴き手に対して「君もいずれこうなる」と歌っているのか
少し悩むのは
「さよなら忘れない」
は聴き手と歌い手どちらの言葉なのかということ
素直に受け取ればここだけ聴き手の言葉にとれるけれど、歌い手の言葉と解釈も出来るように思える
「I will forget me now.」
「I will forget you now.」
「You will forget me now.」
と続くからだ
あなたが死んでも私はあなたを忘れない
私が死んでも私はあなたを忘れない
どちらの思いも黒く塗りつぶしてしまう絶望を歌った曲ではともとれるかなと
想像したくはないけれど、DIAURAの解散ライブはこの曲が締めに相応しいのではないかなと一瞬考えもした
総評
全体的にシリアスな雰囲気の大人な作品に仕上がっていると感じた
SPECIESと断頭台から愛をこめて、嘘とワルツを、といった新境地な楽曲やDIAURA節全開な曲などミニアルバムならではの濃厚な作品ですな
自己紹介
ご挨拶
はじめましてひいろと申します
ヴィジュアル系、V系と括られるバンドたちを追いかけ続けて早10余年
ちょうど14歳という一番突き刺さってしまう年齢の際に運命的な出会いを果たしたが運の尽き
今現在にいたるまでヴィジュアル系街道まっしぐらでございます
そろそろ人生の半分をヴィジュアル系に費やそうという今日この頃、何か新しいこの素敵な世界との関わり方を見つけたいと思い、ブログを開設するに至りました
音源のレビューやら、ライブのレポもどき、シーンに対する思いやらなんやかんやを気ままに綴っていければと思っています
しめさばひいろ (@hiiro____) | Twitter
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